基本講座 第6回 繰返し(詳細)

それでは今回は、繰返しのfor文、while文の具体的な書き方を解説します。

プログラムは言語によって、書き方が異なりますが、できるだけ共通した書き方を意識し、要点解説に注力します。

また、実際のプログラムを見て、専門用語のアレルギー反応が出てしまう方を配慮し、極力簡単な表記を心掛けます。

まずは、for文です。

for文は回数が決まっている場合の、繰返しの記述方法です。

設問1~100まで、採点の処理を繰り返すことを想定します。

設問番号の1~100の数字を、変数を使って表現します。

ここでは、アルファベットのiを使いましょう。

プログラムは

①for文を開始します。
②変数iは1から100まで
③設問iの採点処理
④次へ

のとおり表現され、これをプログラムで記述すると

①②for i=1 to 100
③設問iの採点処理
④next

となります。

英単語を部分的に使うようなイメージです。

設問iに、1~100までの値が入り、採点処理が行われます。

次に、while文です。

while文は、回数が決まっていない場合の、繰り返し記述方法です。

受験者数が、事前に分かっていない場合の、採点処理を想定します。

ここでは、採点対象の受験者の受験番号をjという変数で表現します。

プログラムは

①while文を開始します
②継続する条件
③受験番号jの採点処理

のとおり表現され、これをプログラムで記述すると

①②while(採点対象 = 存在する)
③(受験番号jの採点処理)

となります。

採点対象が存在する限り、受験番号jに対する採点処理が行われます。

プログラミング 繰り返し