それでは今回は、繰返しのfor文、while文の具体的な書き方を解説します。
プログラムは言語によって、書き方が異なりますが、できるだけ共通した書き方を意識し、要点解説に注力します。
また、実際のプログラムを見て、専門用語のアレルギー反応が出てしまう方を配慮し、極力簡単な表記を心掛けます。
まずは、for文です。
設問1~100まで、採点の処理を繰り返すことを想定します。
設問番号の1~100の数字を、変数を使って表現します。
ここでは、アルファベットのiを使いましょう。
プログラムは
①for文を開始します。
②変数iは1から100まで
③設問iの採点処理
④次へ
のとおり表現され、これをプログラムで記述すると
①②for i=1 to 100
③設問iの採点処理
④next
となります。
英単語を部分的に使うようなイメージです。
設問iに、1~100までの値が入り、採点処理が行われます。
次に、while文です。
受験者数が、事前に分かっていない場合の、採点処理を想定します。
ここでは、採点対象の受験者の受験番号をjという変数で表現します。
プログラムは
①while文を開始します
②継続する条件
③受験番号jの採点処理
のとおり表現され、これをプログラムで記述すると
①②while(採点対象 = 存在する)
③(受験番号jの採点処理)
となります。
採点対象が存在する限り、受験番号jに対する採点処理が行われます。