今回は、自作関数の具体的な記述方法について、説明します。
前回の講義で説明した通り、
どのプラグラムでも使うような、プログラムの部品を、毎回記述するのではなく、
関数の利用方法は、様々ですが、代表的な関数としては、「入力値チェック」等が挙げられます。
アプリややWebの入力画面において、期待する値かどうかをチェックするような処理は、入力項目の数だけ必要となりますが、その処理を自作関数として作成しておけば、その関数の呼び出すだけで完結します。
具体的な関数を使って、説明します。
入力値チェックの関数を、input-checkという関数名で定義し、文字列の長さが0の場合は、画面にエラーを表示させる、という関数を定義します。
言語によって書き方は様々ですが、文字列の長さを調べる組み込み関数のlength()という関数とif文を使って、以下のように記述されます。
説明を分かりやすくするために、入力項目については、日本語で表現します。
function input-check(入力項目){
if length(入力項目)=0 then{
print(入力項目&”が入力されていません”)
}
}
となります。
例えば、会員登録などの処理で、
名前○、性別○、住所×、電話×の入力状態を調べるプログラムと、実行結果は以下のようになります。
input-check(名前)
input-check(性別)
input-check(住所)
input-check(電話)
【実行結果】
住所が入力されていません
電話が入力されていません
基本講座は、これで終了となります。
次に、応用講座と発展講座で、本格的なプログラミング言語を使って、より実践的な記述を解説します。