応用講座 第6回 変数と型、配列、演算子

プログラムの種類によっては、変数や型の宣言に厳格な言語が存在しますが、javascriptはさほど厳格ではなく、宣言を省略することが可能です。

変数は型にかかわらず、
var 変数名;
で宣言します。

また、複数のデータを設定する、配列と呼ばれる変数を使うこともあります。

なお、変数名には予約語と呼ばれる、プログラムで使われる構文の文字列(if、else、do等)は設定できませんが、任意の文字列を設定可能です。

javascriptに関わらず、演算には以下のような4種類の演算子(①算術 ②代入 ③比較 ④論理)がありますので、具体的な例と合わせて説明します。

数値変数a、bに以下の通り、初期値を設定したとします。

var a=6,b=2;

各演算子の表記と利用例は以下の通りです。

①算術演算子
加算(足し算)「+」 a+b =8
減算(引き算)「–」 a-b=4
乗算(掛け算)「」 ab=12
除算(割り算)「/」 a/b=3
剰余(あまり)「%」a%b=0(余りなし)

②代入演算子「=」
e=a+b (8が設定)
のような使い方をします、

③比較演算子「<」「>」
a < e < b
(eが正数の場合、3、4、5が設定)

配列変数c、dに以下の通り、初期値を設定したとします。

var c=[1,2,3,4,5],d=[1,3,5,7,9];

④論理演算子
論理積(AかつB)「A&&B」

c&&dは[1,3,5]となります。

論理和(A又はB) 「A ||B 」

c||dは[1,2,3,4,5,7,9]となります。

論理否定(Aでない)「!A」
!cで、10以下の整数は[6,7,8,9,10]
となります。

次回は、具体的な構文を説明します。

演算