基本講座 第9回 変数と型(概要)

プログラミングを学習する上で、初心者がつまづきやすいポイントの一つが、本章で学習する、変数と型です。

筆者も、プログラムを勉強し始めた頃、参考書を何度も読んでも、理解出来できず、強いアレルギーを感じた事が記憶にあります。

馴染みのない概念に加えて、プログラミング言語によって、特性が異なり、種類も沢山あるため、できる限り要点のみに注力して説明いたします。

変数には、沢山の型が存在しますが、代表的な変数は、

数値のint(integerという場合もある)
文字列のchar(stringという場合もある)

です。

数値にも、通貨や少数等の細かい種類があったりしますが、ややこしくなるので、この2つに限定します。

これらの変数はプログラム作成者が自由に作成することができます。

それが、どのタイプの変数なのかを、プログラムに記述することを、「変数の宣言」と言います。

プログラミング言語によっては、変数宣言が不要な場合もありますが、c言語やjavaの場合は、例えば、数値型の受講番号という変数と、文字型の受講者名を任意の文字列を使って、以下のように宣言します。

int jyuko-bango

char jyuko-namae

これで、数値型のjyuko-bango、文字型のjyuko-namaeが、プログラムの中で宣言され、利用できるようになりました。

例えば、受講番号を1つずつカウントしていくような処理の場合は

jyuko-bango = jyuko-bango + 1

のように表現します。

このように、数値型の変数は、四則演算をすることを前提とするため、文字列の変数jyuko-namaeで演算をしようとすると、プログラムではエラーになります。

次に、これらの変数をどのようにプログラムにおいて、具体的にどのように利用するのかを解説します。

プログラミング 変数