プログラミングの基本構文において、①繰返しはとても重要であることを説明しました。
今回は、繰返しを記述するにあたっての、具体的な記述方法について、解説致します。
繰返しの方法は2パターンあり、事前に回数が決まっているか、そうでないかで記述方法が異なります。
例えば、マークシートの採点例の通り、設問が1~100まで決まっている場合は、
「設問1~100まで、採点の処理を繰返す」というプログラムを記述します。
次に、繰返しの回数が決まっていない場合です。
例えば、マークシート採点の例で、500人という受験者が、プログラムを作る時点で分かっているならば、for文を使って
「受験者1~500まで、採点の処理を繰返す」という処理を記述します。
しかし、受験者数はその時の状況によって変動する可能性があり、プログラムを作成する時点では分からないことが想定されます。
このような場合、繰返しの回数を指定せず、
「受験者の最初から採点を開始し、採点対象が無くなるまで、処理する」
という処理を記述します。
繰返しの回数が決まっているか、そうでないかによって、プログラムの記述方法が異なる点を押さえておきましょう。
次回は、for文とwhile文の具体的な記述方法について、解説します。