基本講座 第2回 プログラミングの活用ケース

プログラミングは、私たちの日常生活のあらゆる場面で活用されています。

私たちは、誰かが作成したプログラミングをあまり意識することなく利用し、快適な社会生活を過ごしているのです。

活用ケースは、沢山の例がありますが、できるだけ、初めての方が理解できるように、簡単で分かりやすいものを説明致します。

ネットでの買物を例に考えてみましょう。

販売サイトは、プログラミングによって構成されたWEBサイトの代表的な例であり、これからプログラミングを学習していく上で、代表的な機能が集約されています。

楽天やAmazon等の買物にあたっては、多くの方が、事前に会員登録を行い、名前や住所等の個人情報を登録します。

これらの会員機能によって、利用者はIDやパスワード入力をするだけで、そこに紐付けられた、会員情報が自動的にプログラムによって参照され、商品購入後に配送先の住所や名前を、毎回入力する手間から解放されます。

また、クレジットカードやデビットカード、QRコード(paypay等)での決済など、会員情報に対して決済機能を連携させることで、銀行振込や代引き等の面倒な手続きを効率的に行うことができるのです。

そして、買物の情報は履歴機能によって累積され、利用者はいつ、どの商品を、幾つ、どこから購入したかを簡単に照会することができて、例えば、定期的に購入するような消耗品等を、履歴機能から簡単に照会して、再発注することができます。

更に、商品を探す際には、販売サイトでプログラミングされた、高度な検索機能を使って商品名の名寄せ、カテゴリー選択、価格の幅、送料無料等の条件を設定し、自分の理想に近い商品を膨大なデータの中から、抽出できるのです。

販売サイトに備わった、会員機能、決済機能、履歴機能、検索機能は、多くの社会インフラにも類似した機能が搭載されており、こうした数多くの機能は、誰かのプログラミングによって構築されています。

プログラミング機能